一般住宅はもちろんのこと、学校や会社でも多くの人々が共同使用する設備がトイレです。使用頻度が高いためトラブルが発生しやすい特徴がありますが、そのトラブルで頻発するのがトイレ詰まりになります。日本は水洗式トイレの普及率が約95%と非常に高く、普及率が上がるほどに不具合の件数も高くなりました。起こりやすいトラブルとしては、一度に大量のペーパーを流すことによって発生する便器の排水口詰まり・下水管へとつながる配管で起こる詰まりの2種類です。

トラブルが起きた際は、専門の修理会社に依頼すれば迅速に対応をしてくれますが修理費用が約2万円と高くなる傾向があります。詰まりを解消するには専用道具があれば自己修理も可能なので、方法を覚えておくのもいいでしょう。自己修理をする際に使用する道具は、「ラバーカップ」と「ワイヤーブラシ」です。どちらもホームセンターで2000円前後で販売されています。

「ラバーカップ」の場合は、便器の排水口に詰まっている異物を取り除くのに使用します。カップを排水口に押し付けると内部の空気が圧縮されて、引っ張ると異物が押し戻される仕組みです。ペーパーや小さな異物程度であれば「ラバーカップ」で対処することができ、専門会社も用いる一般的な道具です。「ワイヤーブラシ」は配管内の異物を除去するのに使う道具です。

先端にブラシが備わっていて、ゆっくりと便器から配管へと挿入していきます。柔らかいワイヤーなので、曲がりくねった配管にも使うことができます。前後左右に動かしながら柄まで挿入すれば、配管内の異物を下水へと押し流すことが可能です。「ワイヤーブラシ」を使う際は、水を流しながら使うのがポイントです。

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